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古風は「下がり端」「幣の舞」「剣の舞」「狂いの舞」の四つの舞の総称。「下がり端」二人舞。幕を高く揚げて広げ、幕の中で広げた両手を斜めに振ってから、手に幕を巻き付けて前方に突き出す。「幣の舞」一人舞。幣束1本を主に右手に持って振り、右方に担いで左手を伸ばし足を踏み換えて舞う。この舞は(三島に鹿島に諏訪、戸隠、玉津島。住吉様は笛の役、しらひげ鼓、締めて打つ、うすめの命はまいこの役、鈴振り上げては神歌を歌ううたあり。みな三尺の剣を抜いては悪魔を払う。そこらです。)という神歌を歌う。「剣の舞」一人舞。着物の裾をからげ、両手に持った2本の剣を振り回しながら、4隅を駆け回る。「狂いの舞」二人舞。獅子頭を上下左右に小刻みに激しく振る。
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